我が儘な愛犬と散歩していると、いつの間にか「秋」っぽい空気・・・・。
うーん、もう今年も終わり・・・。愛犬は頭のあたりが白くなり、一見、人間が・・・
いやいや、犬ができたように見えますが、その頑固さと偏屈さは年とともに確かなものになっているようです。こいつとこうして散歩できるのもあと何年だろう?などと考えると辛いものがあります。今も上の階で「ワン!何してんの?何か食べるものはないの?」っておっしゃっています。
今年も人間を襲って殺された熊が増えたようですねぇ・・ニュースで熊の死体の映像を見ながら「うーん困ったもんだ、何とかならんかなぁ」と愛犬に話しかけると、「うん?ご飯?!」って顔して・・・。
映画「BABEL」でカンヌとトロント映画祭に参加して、ケイトさん、ガエルくん、ブラッドピットさんにお会いして、画面では一緒にはならないのだけれど、一つの作品に参加した仲間としての交流が持てました。トロント映画祭は今回初めてだったのですが、ブラットピットさんも来るし、上映会場の外には大勢の人がいました。その中に日本人の方たちもいらしていて、日本人の私にも温かい声援を送ってくれました。上映会の仕切りはアメリカ側なので何をどんな段取りでやるのか、キョロキョロしているしているところに、我が同胞たちの「ヤクショさ〜ん〜っ」という声援は心強いものがありました。「皆さん、ありがとう!」と心から感謝いたします。「BABEL」は、トロントでも観客の方たち満足して頂いたような感触がありました。まもなく、アメリカ公開。配給会社の戦略としては、小さく公開して徐々に広げていこうという作戦のようです。日本では来年春と聞いています。
映画「SILK」の監督フランソワにも会いました。現在オペラの演出中で、それが終われば、いよいよ「SILK」の最終仕上げに向けて動き出すとのことです。
昨日、「それでもボクはやってない」を試写室で観ました。素晴らしい作品です。どんな作品かは宣伝部の戦略もあるし、言えないのですが、こんな日本映画を待っていた!!って感じですかね。ご期待下さい。
黒沢監督の「叫」、長尾監督も「アルゼンチンババア」とそれぞれ個性的な監督作品が続きます。是非観て下さい!
皆さんこれから肌寒くなります、健康には気をつけて食欲の秋、読書の秋を楽しんで下さい。今僕は「次回はこんなに一年も空けず掲示板に書くぞ!」と肝に銘じながら・・・・。
役所 広司
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